私が何故、「快眠」にこだわるのか…
ここのところ、「快眠」をテーマに、アロマテラピーでのセルフケアの方法をお伝えすることにとても力を入れています。
そんな中、先日世界保健機関(WHO)が、うつ病患者が全世界で3億5千万人以上いるという衝撃的な推計を発表しました。
全人口の約5%とのこと。
しかも、うつ病で必要な治療を受けている人は、半数しかいないということも上げられています。
「何となくやる気が出ない」とか「気持ちが沈みがち」などになると、あれ?私ってまずい状態かな?と思われる方が多いと思うのですが、実はこの状態は、すでにかなりうつが進んだ状態なんだそうです。
んじゃ、始めはどんな状態なの?というと、
・最近、ぐっすり眠れていない
・朝気持ちよく起きられない
・身体が疲れやすい
・疲れがなかなかとれない
こんな感じの症状が出てきたら、初期段階とのこと。
身体と心って本当に密接に関係しています。
うつも、まずは身体が色々わかりやすくサインを出してくれているんです。
みなさん、身体の不調は昔から気が付きやすいでしょう?
のどが痛いとか、お腹が痛いとか、頭が痛いとか…。
こんな時に、何をするかと言うと、お薬を飲んだり、早く寝たり、安静にしたり、食べ物をあっさりしたものに変えてみたり…とか、自分なりの対処法があると思うんです。
では、心にはどうでしょうか?
多分、日本人の私たち、「我慢」とか「気合い」とか「気力」で乗り越えようと頑張っちゃうんだと思います。
何だか、心の不調で病院に行くのって「負けた」感があるというお話をよくクライアントさんや知人から聞きます。
でもね、風邪ひいた時に、病院に行くのに、「負けた」感なんてないでしょう?それと同じくらいな気持ちで行ってもらえるといいのにな。と思います。
そうは言っても、なかなか心療内科や精神科なんて気軽に行けるものではありませんよね。その気持ちもよくわかります。
私は、母が急逝した時に、まさにうつの状態になり、本当にただ生きているだけ、息をしているだけだなぁという感じの日々がありました。
でも、やっぱりなかなかカウンセリングには行けなかった。
両親の死は、誰にでもあるものだし、みんな乗り越えてきているんから、私だって自分で乗り越えなくちゃという思いで、半年くらい過ごしていたんです。
そうしたら、見るに見かねた方が、どうしても1回だけでいいから、心理面接に行ってみてと懇願され、仕方なく心理面接室のドアを叩いたという経緯があります。
そこで、面接を受けていて思ったのは、立ち直り方にも色々な方法があるということです。確かに、時が経てば気持ちは落ちつくと思うし、また気力も出てくると思います。
でも、専門家にサポートしてもらえると、本当に心から「これからの人生、一生懸命生きていこう」という気持ちになれるんですよね。安定感が違うというのかな。言葉では何とも表現しづらいのですが、芯がしっかりと通り、ぶれなくなるんです
しっかりとサポートして頂いても、その状態になるのには、2年半かかりました。
そう簡単にはいかないんです。心って…。
そんな体験をしたので、色々な思いを抱え、1人で悩んでいる方には、ぜひ専門家のサポートを受けて頂きたいと思います。
…それでも、やっぱり敷居が高いと思います。
私は、心理学も勉強していますが、その道のプロではありませんので、もう少し前の段階で、困っている皆さまをサポートしたいと思い、アロマテラピーを使っての「快眠」をお伝えすることにしたんです。
うつになるのを防ぐには、まずはぐっすり眠ること。そこから始めましょう。
眠れない、または眠りの質が悪いと、自律神経やホルモンバランスを整える脳の器官に影響が出ます。
なので、快眠をして、脳の器官のバランスを取れるようにしておくのが大切です。
快眠と一言で言っても、その方の悩み、体質などで、使うエッセンシャルオイル(精油)が違います。緊張が取れない人、不安なことがある人、ストレスが多い人、これと言って何かあるわけではないけれど、漠然とした不安感がある人などなど。
もし、最近「眠り」に関して、ちょっと改善してみたいという方がいらしたら、グループワークも行っておりますし、個人セッションという形で1対1でお話を伺い、その方にあったものを選ぶことも出来ます。
眠りについて、何か改善したいことがある方は、ご連絡下さいね。
※メールだとニュアンス的なところがお互いに伝わりづらいと思いますので、対面でのみ、承ります。
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コメント
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お恥ずかしながら、「眠れないより、眠れた方がそりゃあいいよね・・・」程度に軽く考えていたのですが、実は本当に「基本のき!」なんですね。
考えが今日やっと改まった感じです・・・。
(よく由香さんから、快眠の話は耳にしているにもかかわらず・・・です、ごめんなさい~)
ようやく、ガッテン!です。
これから、私みたいな人のためにも、どしどしこの考え方をひろめていってくださいね!
投稿: 中嶋慧衣 | 2012年10月13日 (土) 22時50分
そうなのですよ、慧衣さん
わかって頂けて嬉しいです、
風邪の引き始めに、早く寝たり、お薬飲んだりすると、治っちゃうように、あれ?眠れないなあ…の時点でケアをすれば、とても有効的だと思うんです。
眠れないなぁと思ったら、ぜひアロマテラピー試して頂きたいです。
投稿: 篠原 由香 | 2012年10月15日 (月) 09時24分